Fintech, アセットマネジメント

Robo-advisorsの将来についての考察

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昨日の楽天カンファレンスのFintechセッションにBettermentという今アメリカで流行りのRobo-advisorを運営している会社が出場していた。この領域にはWealthfrontやNutmegも含め新鋭企業の名前を聞くようになった印象だ。

個人的にはシンプルなETFや投資信託がある中、CTA-alikeなRobo-advisorのポジションニングがイマイチわからない。しかしながら、いまや約1500億以上のAUMを同社は誇るらしい。この実績を達成するためには、一貫した付加価値の提供が必要であるはずだ。Co-fouder & COOであるEli Brovermanに聞いたところ、最初の1億を集めるのに3ヶ月、最初の10億を集めるのに1年、最初の20億を集めるのに2年と、割と着々と実績を積み上げてきたようだ。一時的なバブルではないのは間違いないようだ。

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ここで沸く疑問としては「どうしてFidelityやCharles Schwabなどにではなく、Bettermentに預けるのか?」そして、「そもそもGoogleやAmazonなど大きい顧客層を持っている会社がやったほうが良いのではないか?」といった点である。

この問題を考察するのにあたって、米ファイナンシャルアドバイザー系の雑誌であるFinancial Advisorsで寄稿をしているEvan Simonoffの記事は非常に参考になった

– Robo-advisorはFeeが低いため、Revenueが低い
– Robo-advisorの草分けでもあるノーベル賞受賞者が1994年に創業したFinancial Enginesは結局のところ401kにおけるOnline Advisors方面にピボットしている模様。
– NetFolioというRobo-advisorベンチャーが02年に立ち上がったが、倒産した。

筆者の意見としては、Robo-advisorはS&Pが上がっている局面では着実に資産を増やしていくだろう。Feeが安い分だけ、情報感度の高い顧客層はどんどんサービスを利用していくと見ている。しかし、長期で見てもAdvisoryのシェアのほんのほんのごくわずか一部しか到達しないと見ている。なぜなら①下げのマーケットに耐えうるのか?②大半のユーザーはそこまでITに詳しくない③細かいカスタマイズが聞きにくいである。

グローバルに、特に日本ではよりHuman-touchベースなサービスがAdvisoryでは必要性が高まってくる。大事なのは、いかに1-1でやってきたモデルをITによって1-manyを実現することであると考えている。そういう意味では、Robo-advisorもFinancial Advisorのオススメの商品の一つになる日も近いかもしれない。(そうなるとETFとどう違うんだろうという疑問がでるのはさておきだが)

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