ビットコインは2009年に「ナカモトサトシ」というナゾの人物が書いた論文に基づいて構築された革新的な仮想通貨である。

一般的な「通貨」は中央銀行などの支配的な機関によって発行などが統制されていて、流通を担当しているのは銀行だ。
中央銀行は景気の動向によって発行量を統制し、銀行機能を使いながらうまく流通量を管理している。このシステムの問題点は以下5点だ。

1.中央銀行の能力不足によりインフレが起きて通貨価値が激減する可能性を秘めている
(事実、ドイツ、日本、ジンバブエ、アルゼンチン等歴史上そういうことがあった)
2. 銀行へハッキングなどの攻撃が加えられた際の被害
3. ある日突然銀行預金にマイナス金利がかかり、かつ引き出すことにも制限が生じたりする。(キプロス)
4.銀行が潰れて預金の大部分が喪失する。
5.自国財政が破綻し、通貨価値が激減する。(アルゼンチン)

ビットコインは上記の問題点を回避するために、中心的な支配組織をおかずに
個々のコンピューターのネットワーク上に分散した形で決済や発行などを統制している。
これを実現しているのがBlockchainと呼ばれる革新的な技術で、セキュリティ面でも非常に優れている。
さらに、利用者へのメリットとして大きいとされているのが、安価な決済コスト(vs. クレジットカード)や国際送金(vs. 銀行送金)である。

英語ではあるが、Bitcoin.orgのオリジナルのビデオは非常にわかりやすく説明されている。

ビットコインが何かしらの金融インフラになりえるのはまだまだ先の話で、現状ではあくまで投機対象でしかないと考えている。

しかしながら潜在的に貨幣・金融システムの根幹を揺るがしねない可能性を持っていて、政治的な存在にもなりつつある。
なぜならビットコイン自体が普及するということは各国の中央銀行に対する信頼が低下するということだ。
今まで何も疑問を持たなかった「通貨」というものに人々が疑問を持つようになるのは非常に国家としては危険なことである。

軍事力を持つ政府のバックアップがなく、まだまだ不透明なことだらけのビットコインがここまで普及したのはなぜか?
仮想通貨自体の構想は特段あたらしいことではないが、ビットコインについて言えば支配的存在がいないことと、
セキュリティが良い事、かつ決済が速いことがコア層にウケたことで徐々に一般的にひろまったとされている。
しかしやはりBlockchainの技術の革新性であろう。

ベースとなる理論がすごいという点に加え、やはり時代的な背景もあっただろう。
リーマンショック以降、アメリカ、ヨーロッパ、日本が金融緩和をすることで通貨の価値を減価させた。
ビットコインは発掘可能量が2300万枚までと制限があり「金(Gold)」のような性質を備えている事から、
ある種減価する貨幣のヘッジ対象として投資されたのではないだろうか?

ビットコインに対しての各国政府の対応の足並みはそろっていない。
日本では、2014年6月時点で法規制をしないと公式に発表。
ドイツ、ノルウェー、カナダは取引を公に容認している一方で、ロシアや中国は「違法」としている
(しかしながら、中国のビットコインの取引量は世界2番目に多い)。
アメリカとイギリスは態度を明確に統一せず黙認する形をとっているが、
ニューヨークでは「BitLicense」という規制が議論されている一方、
イギリスは財務大臣のオスボーンがビットコイン容認ともとれるような発言をしている
規制の動向がビットコインの将来を左右するのは間違いないだろう。

余談だがナカモトの正体はいまだ不明でさまざまな憶測が立てられている。
2014年3月にNewsweekで話題になった、ナカモトサトシではないかとされた「Dorian Nakamoto」
はNewsweekを相手に自分の家族を危険におとしいれたことで訴えようとしているらしい。(参考

satoshinakamoto

 

ビットアンテナへのスポンサーはこちら↓
BTC : 14ioKrt9SU1VMDzmieLBB8rtFnAHGpE3Go
LTC : LWuTZfUW9BjK3CZREdk3Y4ki12fCU5JE4m
MONA : MFw9KzVUSZW6qWc1yod2eFt4dwFrgY9WKu
STR : gJ5AoP3iayUKLiEiGf87HSzQJdsKxz1Bq7

 

コメントを残す